今回の昔っこ
遣い姫物語 佐藤友信 (録音)
錦木塚物語 海沼イネ・沢田欣之 (録音)
前回と今回2回にわたり『鹿角三姫物語』をお伝えしています。
前回は、『芦名沢の観音様』の芦名姫と
『ダンブリ長者』の吉祥姫のお話を聴いていただきました。
今回は残る一人『錦木塚物語』の政子姫の登場です…が、
実は鹿角の昔っこの中には他にも、三姫のように有名ではないのですが
「お姫様」が登場するお話がいくつかあります。
今回はそういう「メジャーではない鹿角のお姫様」から
『遣い姫物語』を聴いていただきます。
遣い姫は、尾去沢鉱山が発見される由来のお話です。
尾去沢鉱山発見のお話も幾つか伝えられていますが
その中の一つで、遠い場所から神様のお使いで
金銀の鉱脈のありかを尾去沢に教えに来たお姫様のお話です。
ありかを教えて貰った人は、誰でしょう?
今はさびれてしまいましたが、ついこの間まで何百年も栄えていた尾去沢鉱山跡
三姫物語のラストは『錦木塚物語』
錦木に伝わる悲恋の物語です。
政子姫に一目惚れして、草木から千日通い続けた若者
次第に若者に心を寄せていく政子姫
何故、悲恋になってしまったのか?
古くから謡曲や和歌にも登場する超メジャーな
鹿角に伝わる伝説です。
ハンカチをご用意してお聴き下さい。
担当 メグミ ミッチー