皆さん、ごきげんいかがですか。

この番組は、アマチュア無線歴数十年の無線大好きメンバーと、無線の知識が全くないトモジュウがアシスタントでお送り致します。
先月の放送では、会話の内容が専門的過ぎてしまい無線仲間でも良く分からなかったとのご意見を元に、無線の知識が無い人にもわかりやすく解説することにしました。

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左側から、JA7OWT:コマ、 トモジュウ、 JH7GLZ:ゼット

 前回は、最初にゼットとゲストの伊藤さんとインターネットを介したアマチュア無線の遠隔操作についての話題をお送りしました。これが今アマチュア無線界では注目されているホットな話題なのです。
 アマチュア無線の運用はアナログが全盛だった時代から、今ではデジタル化されコンピューターとの連携が多用される時代となりつつあります。今回の放送では前回の伊藤さんとのトークを分かりやすく説明したつもりでしたが、ますますトモジュウさんを混乱させてしまいました。

 市販されている無線機は、全てコンピューターで制御されてデジタル対応ではパソコンによるコントロール等をうたっているものが多くなっています。そのような無線通信ではコンピューターを操作する事と思ってもいいのではないでしょうか。
昔のアナログ機械では一つの機能、例えばボリュームや周波数合わせ等を個々の機器でおこなっていましたが、コンピュータはそれを同時にしかも最高の状態で調整でき、それを記憶しています。又、それ以上の多くの操作を離れた場所からインターネットを使って遠く離れた無線機をあたかも手元に無線機があるように操作が出来ます。番組では、そのへんを易しくお話しをしたいなぁと思っています。<JH7GLZ:ゼット>

 今回のワンポイントコーナーは時間に余裕がありましたので、電波とアンテナの関係について多少長めにご紹介です。電波は目に見えないものなのでそれを言葉で説明するのは厄介なのですが、電波が伝わる様子は水の波の状態を思い浮かべるとわかりやすいと思います。その波の間隔が周波数により変わることなどもご紹介しました。
 AMラジオなどのような低い周波数は、波の間隔が広く、テレビのような高い周波数では波の間隔が狭くなると考えていただくと良いと思います。それに伴い使用するアンテナの長さが異なるのです。多くの車の場合、屋根にFMラジオ用のアンテナがついていますが、元は80cm前後のものが最近の車では20cmほどに短縮されたものがついています。このように長くては邪魔なアンテナを短くしたものも多く使われていますし、1本で様々な周波数に対応したものもありますので外形からは分かりずらいかもしれませんね。いずれ、アンテナは送信受信共に使用不可欠な重要なものなのです。
 ところで、皆さんがお使いになっている携帯電話も一種の無線機なのですが、どこにもアンテナらしきものがありませんね。以前は携帯電話にもアンテナがにょきっとついていたのですが、あれはどこに行ったのでしょう。アンテナが無ければ通信はできませんよね、ではどこにアンテナがあるのでしょうか?
 はい、アンテナは本体の中にあります。最近はアンテナが目立たないものが多く見受けられるようになってきましたがこれも周波数と関係があります。それについてはまた次の機会にご紹介したいと思います<JA7OWT:コマ>

エンディングの後にはトモジュウさんが何やら一人でつぶやいています。わからないことだらけのトモジュウさんですが、さてどの様なことをつぶやいてるのでしょうか。

・担当者:トモジュウ、JH7GL Zゼット、JA7OWT コマ

・番組BGM:映画「和」主題歌「ハローCQ」


無線の知識が無い方や初心者から、長年アマチュア無線を楽しまれている方まで広く楽しんで頂けるような内容にしたいと考えています。番組へのご要望などがありましたら、番組宛てメール、FAXでお送り下さい。

◇鹿角きりたんぽFM 周波数79.1MHz
番組名「KSCのお時間ですよ~!」
毎週水曜日 午後2時30分より放送中
<サイマル放送> http://www.simulradio.jp/

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